免疫について

2020年04月13日

こんにちは  高橋です。
新型コロナウイルスが広がっていますね。夏頃までは、なかなか収束しなさそうですね。

嵐のような天気で、自宅待機にはいい天気かもしれないですね??、、、

家で過ごすのも飽きますよね。美味しい手作りのご飯でも作って家族の時間や、1人の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか!!

今回のブログ内容は免疫についてです。
1、免疫とは

「自分の体の中にある異物」を攻撃して体の中から排除しようとする防御システムになります。

人間はもちろんの事、動物にもこのシステムはあります。
 
先天的に持っている免疫を「自然免疫」
後天的に得られる免疫を「獲得免疫」と言います。

体の中にウイルスや細菌など病気になる微生物を体の中にあってはならない菌を攻撃することによって、風邪など鼻水が出たり咳が出たりする訳です!!

「自分とは違うものが入ってきた、侵入してきた」と認識した時に働くシステム。

人間の体は覚える事を知っています。
特定のものには、、例えば「麻疹ウイルス」
一回麻疹にかかったら細胞が記憶します。

二度目は記憶していた細胞が麻疹ウイルス形を覚えているので抗体を作ります。

麻疹ウイルスに対してだけ免疫が働くので、一度なった麻疹には二度目はかかりません。

予防接種もこの免疫システムを利用して作られています。

病気の原因となるウイルスの毒性を弱めて、活動しないように処理したものです。
これをワクチンと言います。

ここ近年は風疹も流行っているので、妊婦さんにはとても影響があり、義務されていない年代の人もいるので、当てはまる人は積極的にワクチンを打ちましょう!
2、免疫高めると風邪や病気になりにくいの?
結果から言うとなりにくいです。
免疫が低下すると感染症(例、インフルエンザ)にかかりやすくなったり、悪化しやすくなったりします。
インフルエンザなどにかかり悪化した場合は呼吸器や二次的細菌感染を起こりやすくなります。

どうすれば免疫を高められるのでしょうか。

免疫力の60〜70%は腸にあると言われています。腸内環境を良好にする事でまたは保つ事で免疫低下を防ぐことができます。
また、1番免疫が働いてくれる人間の体温は37度
前後です。低くても高くてもだめなので自分のベストの体温をしっかり把握しておくのが大事ですね!
❶食べ物ですと、ヨーグルト、味噌、納豆、漬物、キムチ、メンマ、醤油、黒酢、塩麹などの発酵食品。
食物繊維、オリゴ糖は免疫を担当する細胞のバランスを改善すると考えられています。
他にも、トマト、林檎、お茶、チョコなどのポリフェノール類、青魚、しじみなどのミネラル豊富な食材、、沢山あります。

例えば。。。
⭐︎根菜たっぷりカレー!
レンコン、ゴボウ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、生姜、ブロッコリー!など普段あんまり入れない材料など入れてみてはいかが?
ポリフェノールやタンニン、レクチン、ビタミンB1、ジンゲロールなどの栄養たっぷり!!
 
 
春菊とかぶのジャコあえ!
すこーし大人向け。お子様は人気ないかも…
春菊が優秀!ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄なども豊富!!貧血や骨粗しょう症の予防にも!期待!
 

南瓜とじゃがいものキッシュ!
ビタミンE、ビタミンC、カリウム。それぞれに役割が!塩分を排泄、冷え性緩和、高血圧予防など!美味しくて、健康になれる!
 
食事だけでも免疫を、高めることができるので
食生活を変えることからまず実践して見ましょう!
 
 
❷生活ですと運動、睡眠です。
まずは運動についてから!
定期的に運動する事で免疫が上がります。
重要なのが定期的というところ!
ハードな運動はしなくて大丈夫です。
ウォーキング、サイクリング、短時間の水泳などなど自分にあった運動をすることです!
逆にハードな、運動をすると免疫力が、落ちやすい。運動強度が上がるほど免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。
統計的にも鮮明に出ています。
 
次に睡眠について!
睡眠不足は良くありません。免疫低下の原因になります。最低でも6時間は寝るのがオススメ。

睡眠不足だと血管が収縮し、体の循環する血の量が少なくなってしまいます。
疲労を回復する事で、ストレスも減り免疫低下を防ぎます。
人間にとって衣食住はとても大切です。

自分にあった方法で、まずはできる事からやっていきましょう。
 
 
☆免疫の働き方
免疫細胞という。マクロファージやNK細胞、好中球、好酸球、好塩基球、T細胞、B細胞などでいずれも白血球に含まれる細胞です。
免疫細胞はいたるところで病原体と闘います
それぞれに役割があります。
マクロファージは病原体を食べてくれます。
白血球の中では1番大きいサイズになります。
一番の役割は貧食と言い、活性酸素などを利用して殺菌してくれます。
NT細胞はウイルスや細菌だけでなく、癌細胞に対しても免疫力を発揮します。
T細胞ウイルスに感染した細胞や癌細胞を除去します。
B細胞はT細胞のアシストによって抗体を作ります!

好中球は細菌など真菌などの病原体を食べたり殺菌します。

好酸球、好塩基球は主に寄生虫に対応します。
それぞれ白血球と言われても役割が違い、どれが欠けても体には症状が出たり対応出来なかったりします。
 
※免疫を潜り抜けるがん細胞!
免疫システムはガン細胞などを異物だと認識することで起動します。
その認識と言う重要な役目を担っているのが「樹状細胞」です!!!

樹状細胞は免疫の総司令官と言われるほど優秀な細胞ですが、癌はさらにしたたか。。。
ゲリラ戦の猛者のように免疫を撹乱し監視の目を潜り抜けてしまう。
こうした癌の撹乱を突破するためには、樹状細胞に一層鮮明に標的である癌の姿を教え込む必要があります。その免疫システムに癌情報を明確に伝える力こそ免疫療法そのものだと言っても過言ではない。

つまり、世の中に数多くある免疫療法の差とは、樹状細胞の癌に対する認識、識別能力の差だと言ってもいいでしょう。
   
 
妊娠中もなんと免疫が下がるのです!!!
驚きですね。
妊娠中にホルモンバランスが崩れると、つわりなどで食事が摂れず、栄養状態が悪くなる、睡眠不足になりやすい、ストレスを感じやすいなど、ライフスタイルに陥りがちだからです。

また、母体にとって異物である胎児を排除しないように、マクロファージやNK細胞などの細胞性免疫が相対的に低下します。