頸椎・首について
2021年07月17日
こんにちは三郷中央駅前整骨院です。
だんだんと気温も上がって夏に近づいて来ているので熱中症には気をつけましょう。
今日は首の骨について説明したいと思います。
頸は7つの骨から形成されており前側に湾曲していることが特徴です。
頸椎は頭を支える骨であり人は一日中視線を動かすため一日中運動する骨です。
第一頸椎と第二頸椎は特殊な形をしているため環椎、軸椎と特殊な名前があります。
首の骨には頸髄という中枢神経が通っています。
脳と脊髄の中枢神経は頭蓋骨と背骨に守られています。頸髄の役割として脳からの指令を手足に伝える役目と手足の感覚を脳に伝える役目があります。
また自律神経系も頸髄を通して伝達しているため頸髄に以上があると手足の感覚がおかしいや動かしにくい、排尿障害などが出てきます。
頸髄からは体の表面や臓器に関係する抹消神経が枝分かれし頸髄神経はさらに椎間孔という細い穴を通過して外へ出て伸びていきます。
頸髄神経は後頭部から首、腕手に伸びていきます。
それぞれ支配する範囲が決まっているため感覚障害の際にどこが悪いか調べることが可能です。
筋肉
首に付いている筋肉は肩こりなどの原因でよくある僧帽筋や斜角筋などがあります。
他にも最長筋、大後頭直筋、小後頭直筋、多列筋など細かな筋肉もついていて首を守っています。
症状
頸に関係してくる症状として
・頸椎椎間板ヘルニア
・頸椎症性脊髄症
・頸椎症性神経根性
・後十字靭帯骨化症
・黄色靭帯骨化症
・斜頸
・腕神経叢損傷
・胸郭出口症候群 などがあります。
中でも多いのは頸椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群です。
頸椎椎間板ヘルニアは首や肩、腕に痛みや痺れが出たり箸が使いにくかったりボタンがかけづらくなったりします。
また脊髄の障害があると歩行障害が出ることもあります。
これは背骨と背骨の間のクッションの椎間板が後ろに飛び出てしまい神経を圧迫してしまうことによる症状で悪い姿勢での仕事やスポーツで起こる症状になってきます。
胸郭出口症候群は吊革につかまる動作や物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢にしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが出てきます。
また、手の小指側に沿って痺れ、ビリビリ感などの感覚障害に加え握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動障害があります。
これはなで肩の女性や重いものを持つ労働者に多い症状です。
このような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら当院へご連絡ください。
首の筋肉へのアプローチをかけて痛みをとっていきましょう。