上腕骨顆上骨折

2021年04月24日

こんにちは 高橋です。

 

春になって凄く暖かいですよね!
とっても気持ちよくて、ほのぼのしますよね!

もうすぐゴールデンウィークですが、まだまだコロナウイルスが落ち着かないとなかなか外に出れないですよね。

 

せっかく長いお休みなのですが、家に引きこもる方も多いのではないでしょうか…

最近はゲームやアニメ、ドラマなどが充実してますからね!見逃し配信も最近は観れるのでとっても便利なので!是非皆さんも、家時間を楽しんで下さい!

 

今回のブログは

 

「上腕骨顆上骨折」

 

上腕骨骨折の一部の骨折分類である。

上腕骨内側上顆と外側上顆を結ぶ線より近位の骨折。

骨幹部が顆部に移行する、境界部付近を骨折線が走行する近位型。

内側上顆、外側上顆の直上を走行する遠位型がある。

 

*特徴

 

臨床上特に重要な骨折で、治療の難しい骨折である。

年齢層的には6〜7歳の男の子に多い。幼少時に好発する。

小児が手をついて倒れ、肘に激しい疼痛、腫脹、運動障害を訴えて来院した場合はまずこの骨折を考える。

肘関節周囲の骨折で最も頻度が高い。

発生機序から伸展型骨折屈曲型骨折に分ける。頻度的には伸展型が高い。

 

1)伸展型骨折

発生機序

手をついて倒れた場合、肘関節に強力な屈曲力が作用して骨折する。

 

症状

腫脹、痛み、機能障害、異常可動性や軋轢音、変形、肘の位置、神経損傷。

 

 

2)屈曲型骨折

肘関節屈曲位で肘を衝いて倒れた場合、上腕骨遠位に屈曲力が作用して骨折する。

 

合併症

 

循環障害、神経損傷、皮膚損傷

神経損傷は特に正中神経や橈骨神経、尺骨神経が損傷される。

 

鑑別

鑑診断としては肘関節後方脱臼と鑑別が必要である。

 

*上腕骨顆上伸展型骨折と肘関節後方脱臼の相違点↓↓↓

上腕骨顆上伸展型骨折 肘関節後方脱臼
年齢 幼少児に多い 青壮年に多い

疼痛 限局性圧痛 連続的脱臼痛

腫脹 速やかに出現 漸次出現

他動運動 異常可動性 弾発性抵抗

ヒューター線 肘頭正常位 肘頭高位

上腕長 短縮 不変

 

*後遺症

 

○フォルクマン拘縮
↪︎血流の障害

 

○骨化性筋炎
↪︎包帯などの固定が緊縛だとなる

 

○屈曲障害
↪︎整復不完全な場合に起こる

 

○形態的変化
↪︎内反肘と外反肘を起こし内反肘が多い。
内反内旋変形を遺残しやすい。

大人になっても、変形などは後遺症は治る事が難しいので、怪我をしたときにしっかりと治療をし、変形を残さないように生活をしましょう。

 

特に女性などは、洋服などオシャレに着こなすためには変形などの後遺症は目立つ可能性があるので、気をつけましょう。

 

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