野球肩
2019年05月2日
こんにちは 高橋です。
ゴールデンウィークそろそろですね!
明日から始まりますね!!みなさん予定は立てましたか??なかなか10連休じゃない方もいらっしゃると思いますが楽しいゴールデンウィークを迎えられますように!!
今回のブログは「野球肩の分類」
この5つが多い症候と言われています。
腱板損傷、上腕二頭筋炎、インピンジメント症候群、滑液包炎、上腕骨骨端線離開
インピンジメント症候群とは?
インピンジメントとは衝突、挟み込みという言葉の意味があります。肩の動作時に何らかの原因で骨と骨の衝突や筋肉の挟み込みを起こし障害をきたす事で発症します。
症状としては投球動作などで肩を挙げた時に引っかかり感や痛みを感じます。
初期では投球動作時のみの症状ですが悪化すると日常生活にも支障をきたし安静時や夜寝ている時にも痛みが生じます。
特に頻度の高い肩甲下という部位で発生します。
「肩甲下インピンジメント症候群」です。
肩の後面や下方に硬さがあると、下に滑るスペースが確保出来ない為上腕骨が上へと突き上げられてしまう。
突き上げによって衝突しインピンジメントが生じてしまう。筋肉ですと、広背筋、大円筋、棘下筋、小円筋の硬さが問題となる事が多い。
野球のコッキング期にインピンジメントは起こりやすくなります。
上腕こつの動きがポイントになります。
腱板損傷とは?
腱板とは4つの筋肉の総称です。
棘下筋・棘上筋・小円筋・肩甲下筋になります。
別名-回旋筋腱板(ローテーターカフ)
インナーマッスルなどとも言われます。
繰り返しのストレス、使いすぎにより弱くなった筋肉が、一部や部分的、完全断裂が起こる可能性もあります。
順番的には棘上筋→棘下筋→肩甲下筋という順番になりやすい。
上腕骨骨端線離開
成長期では、上腕骨上端部の成長軟骨に障害が起こり、肩の痛みを発生します。
大人の場合、肩関節の周囲を補強する靭帯や筋肉・腱などの障害により痛みが発生します。
成長期の場合、10歳〜15歳に起こる野球肩をリトルリーガーズショルダーと言います。
肩関節を痛める原因↓↓
野球などによる投球動作で上腕骨にかかる捻りのストレスと投げ込む時に起こる上肢抹消方向への遠心力が主な原因となります。
投球をする際、上腕を後方に引きながら外旋という捻りの動作を行なっています。
投げ込む時に上腕はほぼ最大外旋位から一気に内旋という捻りをしながら前方にひり下ろしていきます。
上腕の内旋、外旋という回旋動作と腕を振り下ろす際に起こる遠心力で上肢を抹消方向への引っ張る力、さらに動作を行う際に動く筋肉の張力による負荷が上腕上端部の骨端線部分に作用します。
骨端線は脆弱でより耐久力が弱い為、耐久力の限度を超える投球動作を繰り返すことにより疲労性のストレスが蓄積され徐々に損傷していきます。
1型〜3型までの分類があります。
症状はどんな?
①投球動作時の疼痛
初めは投球動作時だけの痛みである事が多いようです。
その他の日常動作ではほとんど痛みが出ないのですが、損傷が進行していくと日常の動作でも痛みを訴えます。
②上腕の他動的回旋運動で疼痛を誘発
上腕の内旋外旋運動を他動的に強制すると強い痛みを訴えます。
③骨端線に一致した限局性圧痛
上腕上端部の成長軟骨に沿って圧痛、特に外側に触知できます。(“患部を手指で圧迫する事で誘発する疼痛”)
④肩関節周囲筋肉の萎縮
発症初期は見られませんが、症状が進行するとともに肩周囲筋肉の萎縮(棘下筋)を起こす場合かある。肩の後方の筋肉が萎縮する事が多い。
こういった肩の痛みで困っている患者様が多いのが事実です。
当院では痛みをとる治療にこだわっています。もしお身体のことでお困りの際は、当院にご相談ください☆
三郷市だけでなく、八潮市、さいたま市、流山市、草加市からも多くの患者様がご来院されています。