肘の痛み

2019年05月2日

デスクワークでも起こってしまうテニス肘(肘の腱鞘炎)とは?

こんにちは!三郷市、三郷中央駅前整骨院の渡辺です。

今回はテニス肘(外側上顆炎)についてお伝えしていきます。

◎外側上顆炎とは?

テニスのバックハンドのような動作を行うと肘の外側に痛みが走る症状を別名『テニス肘』といいます。ほかにも「雑巾を絞る」や「ドアノブを回す」、「パソコンのタイピングなど手の平を下にした指の動作」を行うとより痛みが出ます。

このような動作をするときに肘の外側上顆というところから始まる手首を挙げる伸筋群に負担がかかり、炎症を起こした状態を外側上顆炎いいます。

※また、肘の内側上顆から始まる屈筋群に負担がかかり炎症を起こした状態を内顆上顆炎(別名 ゴルフ肘)といいます。

 

◎自分で出来るチェック方法!

①チェアーテスト

痛い腕で掌を下にして椅子を掴み、肘を伸ばしたまま椅子を持ちあげた際に肘の外側に痛みがでると陽性

②トムゼンテスト

手を握り拳をつくった状態で上に挙げさせ(背屈)抵抗をかけた際に痛みが出れば陽性

③ミドルフィンガーテスト

中指を上に挙げ抵抗をかけた際に痛みが出れば陽性

簡単にできるのでチェックしてみてください。痛みがでたらそれは外側上顆炎かもしれないのでご相談ください。

◎原因は

原因としては使いすぎ(over use)使い方の間違い(miss use)によって起こることががほとんどです。また筋力低下や柔軟性低下でも起こります

どんな人がなりやすいか

・別名のとおりテニスしていて痛めてしまう人

(卓球、バトミントン、ゴルフでも生じることがある)

・デスクワークで常に指を動かしている人

・重い荷物をもって移動する人

・家事や仕事などで雑巾などをよく絞る人

・スマホの使いすぎで痛くなる人

◎対処法は?

患部の安静、サポーター、ストレッチ、アイシング、トレーニング、徒手療法など

⓵まずは患部を安静にすること

安静にせることで負担をかけさせないようにすることが重要になってきます。特に炎症症状(熱感など)があるときは大事です。

⓶サポーターで補助

仕事など、どうしても動かさなきゃいけない時はテニス肘バンドなどサポーター各種で負担の軽減をする

⓷ストレッチ-ケア

自宅でできる簡単なセルフストレッチで前腕の筋肉の柔軟性を高めましょう!

触って熱を持っている場合は炎症が起きている証拠。アイシングをして熱感をとっていきましょう。また熱感がない場合は温めて筋肉を緩めていきます!

⓸トレーニング

外側上顆炎の原因の中に筋力不足で起こるものもあります。輪ゴムを使ったトレーニングなど簡単にできるものなので土台からしっかり見直しましょう!

➄治療

原因の筋群を伸ばし痛みの原因を取り除く治療をすれば痛みなくテニス(日常生活)が可能になってきます。

 

上記の4つはご自宅でできることですが当院では肘に負担をかかりにくくするための⓹徒手療法があります!また間違った使い方(miss use)をしないための使い方の指導もさせていただいております。

◎最後に

治療は自分たちの徒手療法とご自宅での皆さんのケアによって初めて完成するものだと自分は考えています。毎日数分でできるケアを継続していただくことが症状改善への近道です。