踵の痛み

2024年09月12日

こんにちは、三郷中央駅前整骨院の鈴木です。

今回からブログの投稿をしていこうと思います。

まず何についての投稿にしようか考えたところ、自分にも経験がある踵(かかと)の痛みについてご説明していこうと思いました。

 

皆さん、もしくは皆さんのお子さんは踵が痛いといった経験はございますでしょうか。

今回は踵骨に生じる痛み、踵骨骨端症(セーバー病)についてお話していきます。

 

日本小児整形外科学会による小中学生のサッカー選手に対するセーバー病の調査によると小学校4年生で40%、小学校5年生で31%、中学校1年生で20%と有病率は小学校4年生〜5年生が最も高い結果が出ています。

 

なぜ子どもの踵に痛みが出るのか

子どもの骨には骨端核が存在します。骨が大きくなるため、強くなるために必要なものです。

骨端核の出現は男子で6〜10歳、骨端核の癒合は15〜18歳、女子で12〜16歳とされています。

この間にサッカー、バスケ、バレー、剣道などのジャンプをするスポーツや踏込みが多いスポーツ活動などにより踵に存在する踵骨骨端核に負担がかかり踵骨骨端症(セーバー病)が生じます。

小学生では出現した骨端核や未熟で弱い成長軟骨にアキレス腱や足底からの負荷がかかり痛みが生じるとされています。中学生になっても筋肉量、練習量、強度が増すため有病率が高いとされています。

 

症状

圧痛(踵を押すと痛い)、歩行時痛や熱感、腫れがある場合もあります。

踵をつくと痛いためつま先歩きになる

ジャンプの着地時の痛み

 

 

検査

Squeeze test

踵骨を左右から圧迫した際の痛みで評価します。

One leg heel standing

症状がある側でつま先立ちを行った際の痛みで評価します。

その他、視診や触診による検査も必要となります。

 

治療

症状が強い場合はアイシングを行い炎症を抑えます。下腿三頭筋(ふくらはぎ)の柔軟性不足などが原因なので下腿三頭筋や足底を緩める治療を行います。踵骨への負担を減らすためにテーピングをするのも効果的です。

合ったインソールを使用するのも良いでしょう。足底アーチをつくり衝撃の吸収、アキレス腱への負担を減らすことが可能です。

 

予防

下腿三頭筋、足底筋の柔軟性をつけることで予防することができます。

日頃からストレッチをする習慣をつけるようにしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。当院では上記のような検査、治療を行なっておりますのでお悩みがございましたらご相談ください。