手首の痛み

2020年04月24日

こんにちは三郷中央駅前整骨院です。

最近自粛や雨で外出がなかなか出来なくなって来ましたね。

今回は女性に多い疾患についてお話したいと思います。

まずは「腱鞘炎」についてです。また違う言い方だと「ドケルバン病」とも言います。

腱鞘炎は妊娠出産期の女性や更年期の女性に多い疾患です。また、手の使いすぎや指をよく動かす仕事の方にも出る疾患です。

腱鞘炎は親指の使いすぎにより負荷がかかり腱に傷がついてしまいます。
また親指を使うことにより痛めてしまう悪順による症状です。

腱鞘炎かどうか見分けるためのテスト法(フィンケルシュタインテスト)があります。

やり方は親指を他の4指で掴み手首を直角に曲げた時に痛みが出るか出ないかで分かります。

 

 

次にリウマチについてお話しします。

リウマチの男女比率は 1:4 とかなり女性に多い病気になります。

なぜ女性に多いかと言いますと女性ホルモンが関わってると言われています。

リウマチの原因は様々なものが上げられます。

遺伝子
リウマチが多発する家系や一卵性双生児において片方が発症するともう片方が発症する確率は二卵性双生児よりも高いと言われています。

環境
環境因子は未だ不明な点は多いですが様々な報告があります。

喫煙
喫煙が科学的根拠の中で最も高い因子と言われています。
喫煙歴がある男性では約2~3倍 女性では1.2~1.3倍の発症率があることが報告されています。

女性ホルモン
リウマチは女性ホルモンとの関連も報告されており、初経の早い女性はリウマチの発症率が高く、経口避妊薬の使用や閉経後のエストロゲンの使用がリウマチの発症を低下させる報告も出ています。

食べ物
食べ物での関与は確定的なものは出てきていませんが適量のアルコールは発症リスクを低下させ逆にコーヒーの摂取がリスクを増加させる報告も出ています。

症状

リウマチの初期症状はどことなく気分が優れない、体がだるい、疲れやすい、目安喉の渇き、食欲低下、体重減少などです。

最大の特徴は朝の両手の強張り、特に手指の第二、第三の関節で気付きやすいです。

リウマチでよく聞くのが関節リウマチという言葉ですね。

関節リウマチは最初の痛みは圧痛、運動痛です。
ずっと痛いわけではなく良くなったり悪くなったりするのが初期です。

進行すると次第にじっとしてても痛むようになります。
気圧の変化や湿気などでも痛みが出てくるようになります。

さらに進行すると骨が破壊され炎症ではない痛みがくるようになります。

このような症状がリウマチです。

リウマチの診断は「この検査で陽性ならリウマチ」といった決め手はなく症状などから診断基準に照らし合わせ確定するものになります。

みなさんももし気になるような事や不安になる事があればまずは検査をしてみましょう!