仙腸関節障害

2020年07月28日

こんにちは、三郷中央駅前整骨院の高橋です。

 

なかなか梅雨が明けませんね。
今年は長いですね。いつもでしたらこの時期には暑い日差しが降り注いで炎天下ですが、、、

いろいろなことが今年は起きていますね。
暑くないのは過ごしやすいですが、ジメジメが続いても洗濯物が乾かなかったりと大変ですよね。

この時期なのが体調も崩しやすい人が多く、、、体調管理に気をつけてお過ごし下さい!

今回は仙腸関節障害についてです。 

仙腸関節とは?

 

仙腸関節は骨盤にある仙骨と腸骨の間にある関節です。

周りの靭帯によって強固に連結されています。

脊椎の根元に位置し、画像検査でほとんど分からないほどの3〜5ミリのわずかな動きを有してます。

日常生活の動きに対応出来るように脊椎のバランスをとっていると考えてます。

中腰での作業や不用意な動作あるいは繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ、痛みが発生します。

仙腸関節障害は決して稀ではありません。
一般的に出産後の腰痛に仙腸関節障害が多いといわれます。

老若男女を問わず腰痛の原因となります。

 

腰痛の部位は仙腸関節を中心とした痛みが一般的ですが、臀部、鼠径部、下肢などにも痛みを生じることがあります。

 ぎっくり腰のような急性腰痛の一部は、仙腸関節の捻挫が原因と考えられます

仙腸関節の捻れが解除されないまま続くと慢性腰痛の原因にもなります。

 

長時間椅子に座れない。仰向けに寝れない。などの症状が特徴的で、歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる正座は大丈夫と言う患者さんが多くいらっしゃいます。

仙腸関節はわずかな動きしかありませんので、レントゲン、CT、MRIなどの画像検査では診断は困難です。

腰椎の病気(腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア)などが認められても症状と一致しない場合があります。

 

治療法

 

安静、鎮痛剤、骨盤ゴムベルトといった保存的治療がまず行われます。

骨盤ゴムベルトでは、前締め、後締めを試し疼痛が軽減される方を、選択しますが経過によって変化もしていきます。

仙腸関節の微小な不適合の発生を抑える効果があり、仕事復帰時などの再発予防にも使えます。

これらの治療で改善されない場合は、仙腸関節ブロックを行います。ブロック注射によって痛みが軽減されて仙腸関節の適合が良くなり、回復に向かうと考えられます。

またAKA関節運動学的アプローチも有効で、徒手的に仙腸関節の適合を正していく方法です。
これらの治療を行なっても強い症状のために日常生活に支障をきたす場合には仙腸関節の、動きを止める手術が行われます。

 

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