スポーツ外傷・足関節捻挫

2021年07月29日

こんにちは!三郷中央駅前整骨院の箕輪です!

夏がやってきましたね!

今回は足の捻挫について説明したいと思います。

捻挫と聞くと重大な怪我には感じない方も多いかと思いますが、捻挫とは言い換えると靭帯損傷なのです。靭帯損傷と聞くと大きな怪我だと感じると思います。

足関節には多くの靭帯が付着します。

捻挫の発生機序

足関節が無理な方向に動いてしまうことによって靭帯が引き伸ばされて損傷または断裂してしまい捻挫となります。足関節は回外動作の可動域が広く外側に付着している前距腓靭帯が最も損傷しやすいです。

 

捻挫を放っておくと・・・

捻挫をして靭帯が伸びてしまうと関節を安定させる力が弱くなります。それによって足関節を構成している脛骨・腓骨・距骨の位置関係がずれてしまいその状態で靭帯が戻ってしまうことにで捻挫が起こりやすくなってしまい癖になってしまったり、雨の日や長時間歩いた後などに痛みが出てきてしまうのです。なので、たかが捻挫などと軽視せずに捻挫をしてしまったら関節を正しい位置関係に戻してあげてしっかり固定してあげることが重要です。

もし捻挫をしてしまったら

捻挫は応急処置であるRICE処置が重要です。まずはアイシングを行ってください。氷嚢や氷があれば袋に氷を入れて行い、もし何もなければ流水で行ってください。長さは15〜20分間(感覚がなくなるまで)行い一度離します。そして熱感が戻ってきたらもう一度行ってください。Golden Hourと呼ばれる受傷後24〜48時間に適切な処置を行うことで腫れや痛みの引くスピードがかなり早くなります。そして安静にすることも大切です。捻挫をした直後にあまり腫れてないからと言って運動を続けてしまうと再度捻ってしまいもっとひどい状態になってしまうこともあります。なので痛みや腫れがなくても運動は控えましょう。腫れがひどくなってしまったら包帯での固定による圧迫や寝る際に足を高い位置にして寝るなどすると比較的腫れを早く引かせることができます。                                  

                              

捻挫予防のトレーニング

捻挫の予防には足首を手前に曲げる(背屈)筋肉の強化が重要です。

トレーニングの方法は椅子に座って足の裏が床に接地している状態からゆっくりと踵をつけたまま足を手前に引きつけてゆっくり戻します。これを20回ほど繰り返します。このトレーニングを行うことによって前脛骨筋や長母趾伸筋、長趾伸筋が鍛えられ捻挫の予防に繋がります。また、ウォーミングアップをしっかりと行うことも捻挫の予防につながるのでめんどくさくてもウォーミングアップを怠らないようにしましょう。

 

 

最後までお読みいただいてありがとうございます。

まだまだ暑い夏が続きますが体調管理に気をつけて乗り切りましょう!