高齢者に多い疾患、変形性膝関節症
2020年07月11日
こんにちは 三郷中央駅前整骨院 中田です。
雨が続き湿度が上がってきて気分が下がってきてしまいますね。
コロナの話題が落ち着いてきてはいますが気を抜かずに対策、予防をしていきましょう。
〇今回は高齢者に多い膝の疾患についてお話させていただきます。
高齢者に1番多いのが変形性膝関節症です。
変形性膝関節症
変形性膝関節症とは体重や加齢などの影響で膝の軟骨がすりへり、膝に強い痛みを生じるようになる病気です。
関与してくる原因としては
・加齢
・肥満
・外傷
などが変形性膝関節症の発症原因とされています。
また、男性よりも女性の方が発症率が高いことが分かっています。
膝は体重がとても大きくかかる部分なので変形性膝関節症の発症を防ぐには
・太ももの前の筋肉を鍛える。
・正座をさける。
・肥満であれば減量する。
・膝を温める。
・洋式トイレを使用するようにする。
変形性膝関節症の症状としては膝を動かした時に生じる膝の痛みがあります。
特に歩行時の最初の数歩や椅子からの立ち上がりの時に痛むことが多いです。
変形性膝関節症が進行すると痛みは強くなる傾向にあります。
痛みが生じることにより自然と関節の可動域も狭くなります。
結果、日常生活に大きな影響を及ぼすようになります。
変形性膝関節症では、膝に炎症が起こり膝に水が溜まることがあります。
普通人は立ち上がりなどで膝のお皿が見えますが膝に水が溜まるとお皿が見えなくなってきます。
膝に水が溜まると膝の曲げ伸ばしにも影響してきます。
変形性膝関節症では病期に関連した膝の痛みや足のO脚、膝の炎症反応である関節水腫(膝に水が溜まっている状態)があるかどうか確認します。
その後必要に応じてレントゲンやMRI検査を行うこともあります。
画像検査を行うことによって軟骨や半月板の損傷具合を見ることもできます。
レントゲンやMRIを撮ることにより正しい症状が分かるようになります。
膝が痛く辛い方は1度レントゲンやMRIを撮ってみてもいいかもしれませんね。
変形性膝関節症は進行性なので保存療法には限界があります。
痛みの症状は初期段階であれば体を傷つけない保存療法で改善は期待できます。
しかしながら保存療法では病気そのものを治すことは出来ません。
保存療法を続けていても少しずつ症状が進行していきやがて生活に支障が生じるほど膝に負荷がかかります。
なので早期の手術が長期的な予後の向上になると考えています。
また、当院では変形性膝関節症に対しての予防や初期症状の痛み改善もしています。
お困りでしたらいつでもご連絡ください。