膝の靭帯について!
2019年10月3日
こんにちは。三郷中央駅前整骨院の大鷹です。9月も終わり今年もあと少しになりました。スポーツの秋として膝の症状についてお話します。
◎膝側副靭帯損傷
スポーツや交通事故などで正常の可動域を超えたとき動きを強制された動きで発生しやすいです。
・内側側副靭帯(MCL) 膝関節の外反及び下腿の外旋を制御する。
膝に強い外反力が加わり損傷。
症状 外反動揺性が出現する。
頻度は外側よりも多いです。
・外側側副靭帯 (LCL) 膝関節の内反及び下腿の外旋を制御する。
膝に強い内反力が加わり損傷。
症状 内反動揺性が出現する。
損傷の程度 1度(軽度) 靭帯の微小損傷。不安定性はない
2度(中度) 靭帯の部分損傷。わずかな動揺性
3度(重度) 靭帯の完全断裂。不安定性あり
治療 急性期はRICE処置を行う。
運動療法やテーピングなどで固定
◎十字靭帯 前十靭帯と後十靭帯があり
前十字靭帯は脛骨の前方偏位、下腿内旋を抑制します。
非接触型:ジャンプや膝関節軽度屈曲位で脛骨が前方偏位などで発生します。
症状 受傷時に断裂音を自覚
疼痛と不安定感
スポーツ活動続行困難
腫脹 ⇒ 関節血腫
膝関節 ⇒ 屈曲制限
徒手検査法 前方引き出しテスト
ラックマンテスト
Nテスト
後十字靭帯は大腿骨内顆の内側壁前方により脛骨顆部後方に付着する
脛骨の後方偏位及び下腿の内旋を抑制する。
発生機序 交通外傷(ダッシュボード損傷)やスポーツ外傷に多い
膝関節屈曲位で脛骨粗面部を強打し発生。
膝関節の過屈曲、過伸展でも損傷する
症状 膝窩部の疼痛と不安定感
後方押し込みテスト陽性
後方落ち込み徴候 ⇒ サグサイン陽性
膝の症状の多くは炎症が多いので急性期の場合はまずRICE処
を行うことが大切です。
特に、内側側副靭帯・半月板損傷・前十字靭帯損傷は不幸の三徴と言われています。
当院では、三郷市、草加市、越谷市などから多くのスポーツ外傷の方が来院されています。学生から大人まで年齢層は様々です。
暑さも和らぎスポーツをする機会が増えます。
楽しく、健康のためにスポーツをできるようサポートさせていただきます。
お困りのことがございましたら、ご相談ください!