肩こりについて

2024年10月23日

こんにちは、三郷中央駅前整骨院の鈴木です。

暑い日々が終わり、寒さが増してきているので体調を崩さないように寒さ対策を行い乗り越えていきましょう。

 

今回は五十肩について説明していこうと思います。

五十肩とは

現在では明らかな原因は分かっていませんが骨や軟骨、靭帯、腱、関節包、滑液包などの肩関節を構成する組織に炎症が起き、痛みが発生してその後拘縮が起きるものを五十肩と呼びます。

40才〜60才あたりに多いことから四十肩や五十肩などと呼ばれます。

症状

夜間時痛

睡眠時、痛みで目が覚めてしまう

肩の痛みが酷く寝ることができない

動作時痛

手を上げた時、肩を引いたときに痛む、

服を着る、棚のものを取る、洗濯物を干す、

結帯(手を腰に回す動作)が痛みにより不可能

安静時痛

じっとしていても痛みがある

五十肩は炎症などにより分類され、それぞれで治療法が異なります。

炎症期(急性期、凍結進行期)

初期症状で肩関節に炎症が起きている状態で、痛みが増していき安静時、夜間時に痛みが出始めます。強い痛みによって、肩関節が動かせなくなります。

炎症期の治療

まずは炎症を抑えることが重要です。

肩が痛いからと肩を揉んだり、肩回しをしようとすると更に痛みが増してしまうため安静にしましょう。

拘縮期

炎症がおさまり痛みが軽減してきます。

痛くて動かせないというより固まって動かせないような感覚になります。

無理に動かそうとすると痛みが発生します。

拘縮期の治療

周辺の筋肉を緩めつつ少しずつ可動域を増やしていく訓練を行います。

 

例)コッドマン運動

①肩の痛みがないほうの手を机やいすの上に置き、腰を曲げて体を前に倒し、肩が痛いほうの腕を床に対して垂直になるように下ろす。(この際に痛みがなければ、ペットボトルなどの重りを持ってもよい)

②腕をゆっくりと前後、左右に揺らす。

③時計まわりにまわし、さらに反時計まわりにまわす。

注)痛みがでない程度に動かすようにします。

 

回復期

痛みや可動域が改善していき、元の状態へと回復していきます。

回復期の治療

拘縮が残らないために肩関節の可動域の訓練を行います。ストレッチや筋力トレーニングなどで可動域の増加や肩関節の安定性を上げます。

屈曲→外転→外旋→内旋(結帯)の順に可動域が回復していきます。

多くは自然治癒するとされていますが、中には良くならずに可動域制限が残ってしまう場合もあります。

しっかりとストレッチやトレーニングをすることや、日常生活での肩にかかる負担や悪い姿勢にならないことを意識していきましょう。