股関節の軟部組織損傷
2018年04月16日
こんにちは。高橋です。
入学式、新社会人の時期になりましたね。
気温と春の香り、暖かい日が続くとなんだか懐かしい気持ちになりましたね。
不安と期待と胸いっぱいに膨らまして新たなスタートラインに立つ時期。
私にとっては遠い昔のお話で、、、(笑)
1年が経つのが早いですね。
今回のブログは
「股関節の軟部組織損傷」
股関節の拘縮によって見かけ上の下肢の長さに差が出ます。
1.股関節外転位拘縮
外転筋群に肉離れ様損傷を起こした場合に、なりうる拘縮です。
損傷した軟部組織を伸長することによる疼痛を軽減するために軽度外転位を保持します。
怪我をした時に当時適切な治療が行われず疼痛が残っていて、痛みを軽減するために軽度外転位を、とってこれが習慣になり外転位拘縮を、起こします。
骨盤を正しい位置にすると患側股関節が外転位をとります。
*下肢はどう見えるの
* 仰向けで寝た時に両下肢をそろえて平行にした時に患肢が、長く見えます。
* 患肢が長く見えても棘果長を計測すると左右等長である。(仮性延長)
[棘果長…上前腸骨棘〜内果]
* よく観察すると患側の骨盤が下がってる
主な筋肉、靭帯は大腿筋膜張筋、腸脛靭帯です。
2.股関節内転位拘縮
内転筋群に肉離れ様の損傷などを起こした時になりうる拘縮です。
外転位拘縮と反対の現象になります。
患側股関節が内転位をとります。
*下肢の見え方
* 両下肢を平行にした場合に反対に患肢が短く見えます。
* 棘果長を測ると左右等長です。(仮性短縮)
* 患側の骨盤が上がっています。
主な筋肉は内転筋。大内転筋、短内転筋、長内転筋などです。
3.股関節屈曲位拘縮
股関節内転筋、外転筋の疼痛軽減の為屈曲位で保持する時に屈曲位拘縮を、起こします。
主な筋肉は腸腰筋。補助筋である、大腿直筋、縫工筋。
*下肢の見え方
* 下肢を外に降り出して歩いたり、尻を突き出して歩きます。
* 正座が出来なかったり、又正座ができても両膝が揃わなかったり腰をそらせて尻を突き出します。
尻上がり現象は大腿直筋の拘縮の場合に見られて、内側、外側、中間広筋の拘縮ではこの現象は見られない。
上記の3つの治療方
内、外転位拘縮、屈曲位拘縮における治療法は、手技の治療。
筋を伸長する方向への抵抗運動、伸長運動。
主に抵抗運動と伸長運動を主体に治療する。