肘内障

2021年02月3日

こんにちは 三郷中央駅前整骨院です。
2月になり1月よりも寒さが増して来ましたね。

今月は暖かサポーターのキャンペーンをやっております    

 

さて、今回は子供に良くある症状についてお話したいと思います。

 

今回は肘内障です。 肘内障とは、肘の輪状靭帯肘の橈骨という骨が外れかけることを言います。 外れかけることを亜脱臼と言います。

 

この症状は手を引っ張るなど子供に多い症状です。手を繋いでいるママさんがお子さんを引っ張った際になってしまうことが多いかもしれませんね。
また、男女比でいうと男の子より女の子に多い傾向が見られています。
基本は徒手整復で治りますがその後は抜けやすくなっているため少し気をつけた方がいいです。

原因

この肘内障が起こる原因として小さい子供はまだ、体が発達していません。なので輪状靭帯と橈骨がまだしっかりとくっついていません。
そのため 転ぶ、腕を引っ張る腕を持ったまま持ち上げるなどの動作によりふとした時に亜脱臼を起こしてしまいます。
また、寝返りの際腕を巻き込んでしまい亜脱臼する可能性もあるので気をつけてくだい。

成長と共に骨格が形成され亜脱臼は減少していきます。

 

肘内障になった場合の症状は関節に痛みが出るため子供は泣き出すことが多いです。
また、肘内障になると腕を動かさなくなり腕がだらんと脱力状態になります。

時間が経つと痛みは軽減しますが子供は触られるのを嫌がり触れさせてくれなくなります。

 

痛みは肘のみに出てきますのでその他の関節は自由に動かすことが出来ます。

肘内障での特別な検査は特にはないのですが問診により症状を見極めていきます。

もし感覚異常や変形などがあれば骨折の疑いがあるためレントゲンを勧めることがあります。

肘内障の治療には徒手整復を使うので短期間で終わります。
整復には前腕を回内をしながら肘を屈曲させる方法と前腕を回外しながら屈曲する方法があります。

整復後にはおもちゃを取ってもらったりきらきら星やバンザイをしてもらい手が正常に動くか見ていきます。

肘内障は治ったあと再発がしやすいので可能であれば治ったあと公園で遊ぶことや外遊びは控えるようにしましょう。

子供に対して外で遊ばないでというのは難しいと思うのでできる限り外での遊びは控えるようにしましょう。

当院でも肘内障の患者さんが来ることがありますがやはり再発されてしまう方もいらっしゃいますのでそれほど子供の関節は抜けやすくまだ未発達という訳です。

なのでお子様の扱いには十分注意していきましょう。

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