肩関節部の脱臼

2021年09月16日

こんにちは 三郷中央駅前整骨院です。
夏の蒸し暑さが終わり秋の肌寒い季節がやってきましたね。
今日は肩の関節の脱臼についてお話ししたいと思います。

 

肩関節は反復性脱臼が最も多くみられる関節です。
ほとんどのものが外傷性の脱臼に続発しておこります。
肩を脱臼しやすいスポーツはラグビー、アメフト、柔道などがあります。
脱臼の中でも前側に外れる前方脱臼が多く起こります。
脱臼を同じ箇所を何度もしてしまうと軽微な力で脱臼してしまうようになってしまいます。

スポーツ活動だけでなく日常生活の動作でも脱臼をしてしまうようになります。
肩関節で最も多い前方脱臼の症状は不安定感や圧痛があります。
脱臼すると上腕は弾発性固定という脱臼特有の症状や上腕骨頭が触れるようになったりとしていきます。

肩関節は鎖骨、肩甲骨、上腕骨頭で構成されており肩甲骨には軟骨を含む関節咼と呼ばれる上腕骨頭が収まる部分が存在しておりここが骨頭との間の関係を成しているため、肩関節は腕を上げたり下げたり回したりといった複雑な運動をスムーズに行うことができます。
複雑な動きを可能とする肩関節ですが骨性の安定性が少ないため脱臼しやすいです。

この弱点を補うために肩関節はインナーマッスル関節包靭帯軟骨と言った様々な組織が肩関節を支えています。
インナーマッスルとは肩関節の不安定な構造を補うために働いている組織になります。

具体的な筋肉として棘上筋棘下筋小円筋肩甲下筋から構成されており関節を3方向から支えます。

インナーマッスルを上手く収縮、運動させ上腕骨頭を関節の受け皿にしっかり押し当てることで肩の視点を作ることができます。インナーマッスルは方の安定性に関して重要な筋肉となっていきます。

 

肩関節脱臼を起こすと肩に痛みを生じるほか脱臼で損傷を受けた部位に応じて肩関節が固定されるため
動かしにくくなります。

片方の腕で脱臼を起こした腕を動かすことは可能ですが腕の上げ下ろしで痛みが強く動かせないこともあります。
また、腕や指に痺れが出る場合や肩の高さの変化などがあります。

 

肩関節脱臼での検査では何をして痛めたのかどの方向に力が入ったのか、脱臼の原因となりそうなのかを確かめていきます。
また、肩関節の脱臼をした際に骨折を伴っている場合があるのでレントゲンやCTで正確な判断が必要になります。

治療では、肩関節の位置を戻す整復を行います。
整復後は腕の固定、リバビリなどがあります。

当院では脱臼後のリバビリなど肩周りでお困りのことがあれば相談、治療できますのでお困りでしたらご連絡ください。