顎関節症の説明
2023年02月20日
こんにちは!三郷中央駅前整骨院の箕輪です。
今回は、顎関節症について説明していきたいと思います。
顎関節症とは、顎関節の痛みや開口障害または運動異常、顎関節の雑音などの主要症状をまとめた疾患名であり上記のうち一つ以上の症状がみられると顎関節症となります。
顎関節症には5つの型があり、
Ⅰ型:咀嚼障害をきたすもの
Ⅱ型:靭帯の損傷や関節包の障害
Ⅲ型:関節円板の位置不良
Ⅳ型:顎関節の摩耗やすり減りによる顎関節の変形
Ⅴ型:上記のいずれにも該当しないが、顎関節に異常症状をきたすものであり、精神的なもの
となっています。
各それぞれの症状としては、
Ⅰ型:咀嚼筋の痛みがあり、関節の中ではなく外の痛み
Ⅱ型:顎関節の捻挫・関節組織の炎症になるので内部の痛み
Ⅲ型:関節円板に位置不良が起きているため開口時の痛みやカクっと音が鳴る、頭痛など
Ⅳ型:ジャリジャリと異物が噛んだような異音
Ⅴ型:顎関節を中心に身体の各所に痛みや違和感
原因としては、
Ⅰ型:くいしばりや歯ぎしりなど
Ⅱ型:過開口、硬い食べ物の食べすぎなど
Ⅲ型:不正咬合、くいしばり、姿勢不良など
Ⅳ型:Ⅲ型症状の進行、加齢による変形など
Ⅴ型:ストレスや心因的不安など
があります。
顎関節症の治療方法
スプリント療法(マウスピース)、薬物療法、観血療法(手術)、理学療法などがあり、これらのほとんどが歯科で受けることができます。
似た症状としては、頚肩の張りや凝り、骨折・脱臼、関節リウマチ、痛風、その他内科的疾患などが挙げられます。
これらの疾患が原因の場合は放っておくと身体に多大な悪影響を及ぼすこともあるので、自己判断せずに、口が開きにくい・顎で音がなったり違和感があるといった症状が出た場合には医療機関を受診するようにしましょう。また、上記の原因以外にもスマホ首(ストレートネック)でも顎関節に負担がかかり顎関節症になってしまう場合もあります。
ストレートネックになってしまうと下顎(下顎骨)が上顎(上顎骨)よりも後ろになってしまいそれによって周りの筋肉が過緊張状態になり、それによって顎関節症が引き起こされます。
また、猫背姿勢によって頚肩部の筋肉が硬くなることによって血行不良が起きてしまうので、顎関節症の治癒に必要な血液が十分に行き届くかず治りが遅くなりなかなか治らないといった悩みにも繋がります。
当院では、猫背を改善させる猫背矯正を行っております。また、施術にて咬筋や側頭筋といった筋肉にアプローチすることによって症状の緩和及び治癒の促進を行っております。
顎関節症でマウスピースをしていてもなかなか良くならない、薬を飲んでもあまり変化がないよいうお悩みがありましたらご気軽にご相談ください。