足首の捻挫

2018年02月8日

こんにちわ!三郷中央駅前整骨院、院長の渡辺です☆

最近部活をしている学生に多発している足首の捻挫。寒さで体が温まっていない状態やストレッチ不足などでもケガのリスクが高まります。

足首の捻挫をしやすい筋バランスや足首の位置というのも当院でみることができます。

今日は皆さんもなったことが多いと思います足首の捻挫についてお話させていただきます☆

【足首の捻挫】

足関節の捻挫は日常的にみられる外傷の一つであり、米国では1日23,000件の発生があると言われています。

足関節(距腿関節)は上跳躍関節とも呼ばれ、脛骨腓骨距骨によって構成される螺旋関節である。距腿関節を補強する靭帯は外側側副靭帯と内側側副靭帯に大別される。

■外側側副靭帯損傷

足関節を内返しにすることによって発生する。外側側副靭帯は存在部位により、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靱帯の三つに区分されるが、臨床的に最も多くみられるのは前距腓靭帯の損傷である。前距腓靭帯には足関節の内返しを抑制する機能だけでなく、距骨の前方移動を抑制する機能もあり、したがって同靭帯の損傷では足関節内反動揺性、前方引き出し症状が著明となる。

〇症状

足関節外側部に疼痛、腫脹がみられる。数日後に外果下方に皮下出血斑が出現する。受傷直後は疼痛の為、起立不能となることがあるが、しばらくして歩行可能となる場合もあり、疼痛や腫脹と損傷程度が必ずしも一致しない。受傷時の肢位を強制的にとらせると、疼痛が誘発される。重症例では足関節の前方引き出し症状や距骨傾斜角の異常を認める。

 

■内側側副靭帯損傷

足関節の内側側副靭帯は存在部位により脛舟部、前脛距部、脛踵部、後脛距部の4つに分類される。全体としては三角形の形状をしており三角靭帯ともよばれている。内側側副靭帯損傷は足関節を外返しすることによって発生するが、外側側副靭帯に比べ強靭でありしばしば内果の裂離骨折となる。

■遠位脛腓靭帯損傷

足関節の外転、外旋が強制された際に、距骨に強い回旋が加わると脛骨と腓骨は離開をおこす。このとき、遠位脛腓靭帯損傷を伴うことが多い。

■二分靱帯損傷

二分靱帯は踵骨の前方突起と舟状骨、立方骨を結ぶ靭帯で、その形状から二分靱帯と呼ばれている。圧痛点は外果と第5中足骨基部を結ぶ線の中点から2横指前方に存在する。受傷時の肢位は足関節外側側副靭帯損傷と同様の為、鑑別に注意。

■ショパール関節損傷

ショパール関節は距舟関節と踵立骨関節からなる複合関節である。ショパール関節は強靭な靭帯によって補強され、同時に関節の可動域も極めいて小さいため、一般的に損傷を受けることは少ない。なお、前途の二分靱帯損傷は踵立方関節の構成に関与している為、理論上はショパール関節損傷となるが、一般的には二分靱帯損傷として扱われる。

■リスフラン関節損傷

リスフラン関節はケイ状骨、立方骨と中足骨との間に存在する複合関節で足根中足関節とも呼ばれる。前足部に捻転力などの外力が加わった際に発生する。

 

 

■当院では

これらの足首の関節損傷の原因と状態を把握し、捻挫に対し特別な手技治療を施します。

整形外科では固定して様子を見るだけになってしまいますが、そのアプローチをすることにより最大限自然治癒力を高め回復期間を縮めるのと、関節拘縮が起こらないように経過の観察を密にとり状態に応じてはインナートレーニングを行います。

しっかり治すことが疼く痛みや固まることを予防します。

足首の捻挫の際は、まず当院にご相談ください(^^♪