肘周りの骨折

2018年05月21日

こんにちは!高橋です。

ゴールデンウィーク終わってしまいましたね。
なんだか寂しいですね。

思い出作り皆さんしましたか?良い天気に恵まれて良かったですね!!

皆さんゴールデンウィーク楽しめたのではないでしょうか?!!

今回のブログ内容は
「前腕骨骨折」

前腕骨骨折も種類はいっぱいあります。

* 前腕骨近位端部骨折
* 前腕骨骨幹部骨折
* 前腕骨遠位端骨折

さらに細かく分かれていますが今回は
前腕骨近位端部骨折について詳しくお話ししようと思います。

前腕骨近位端部骨折は主に

1. 橈骨近位端部骨折
2. 肘頭骨折
3. 橈・尺両骨近位端部骨折

と3つに分かれています。

この中でも1.2が多いのでこの2つを紹介します。

1.橈骨近位端部骨折

前腕骨にある、橈骨の骨折で、体幹に近い方を近位とします。橈骨頭という部位、又は橈骨頸部の骨折を指します。

頭部は成人している人に多く、頸部は小児に多いです。

適切に治療法されなければ、肘関節の機能障害を残す可能性が大きい骨折です。

*発生原因

主に介達外力が多い。
前腕回内位で手をついて転倒した際に発生。

手掌から橈骨長軸に衝撃が伝わり橈骨頭が上腕骨小頭にぶつかり骨折する。

*症状

1. 腫脹-関節内骨折のため、関節血腫も見られる。
2. 疼痛-前腕回旋運動、橈骨頭の圧痛など
3. 変形-外反変形

*骨癒合期間

小児で2〜3週間、成人で3〜4週間

*後療法

固定を取った後は自分で運動を開始します。
肘の屈伸、前腕の回旋機能の回復。

*合併症.後遺症

* 上腕骨小頭骨折
* 上腕骨内側上課骨折
* 肘頭骨折
* 肘関節の脱臼
* 外反肘変形など

2.肘頭骨折

成人に多く、小児には稀な骨折

重力に抗して肘が伸展できるか否かで判断するが、治療法を決定する上で重要になる。

*発生原因

1,肘関節を屈曲位で肘頭に強い打撃や衝突を受けた時に発生。

2,肘関節を過伸展されて肘頭が上腕骨遠位端の後面にある骨と激突して生じる。

3,上腕三頭筋の牽引力により発生。

*症状

1. 疼痛-運動痛や限局性圧痛
2. 腫脹-骨折部を中心に見られる
3. 陥凹の触知-骨折部が離開を示す場合は陥凹を触知できる。
4. 変形-皮膚上から変形が認められる
5. 運動障害-肘関節の自動屈曲は可能ですが伸展は制限される。

*合併症

* 肘関節の脱臼
* 尺骨神経麻痺

*後療法

こな骨折は再転位しやすく、1〜2週間は十分注意する必要がある。骨癒合に4〜6週間は要する。

肘関節の屈伸運動は骨癒合後より徐々に慎重に行う。

お困りの症状がございましたらお気軽に三郷市の三郷中央駅前整骨院にご相談ください☆