後足部の有痛性疾患

2019年10月17日

こんにちは高橋です。

大型台風など今年は天候が荒れますね。
各地被害などがすごくあり、追い討ちをかけるように台風19号も日本を横断しますね。

天候が良くないせいか腰に痛みだったり、古傷が疼く痛みが出たりと皆さん体の調子が良くない人も多いと思います。

出来る限り冷やさないように温めたりとストレッチなどしていただいて対策を取るのも一つです。

 

今回のブログは「後足部の有痛性疾患

 

一つ目*セーバー病

 

踵骨に発生する骨端症で10歳前後の男子に多い。運動制限などにより改善し、予後は一般的に良好である。

 

2つ目*アキレス腱滑液包炎

アキレス腱の踵骨付着部には二つの滑液包が存在し、腱の、摩擦を軽減する役割を果たしている。

症状↓↓
①アキレス腱付着部の圧痛歩行時痛
②革靴など不適合な靴により症状が増悪することがある。
③アキレス腱付着部に母指頭大の腫瘤を認める場合ごある。

 

原因↓↓

長時間の歩行などにより、アキレス腱と滑液包が摩擦、圧迫刺激を受け炎症を起こす。

靴との関連性が強い。特にハイヒールを履く女性に多い。20〜30代女性。
従来は欧米人に好発していたが今現在は日本でも多い。

 

 

3つ目*有痛性三角骨障害

 

距骨後外側の過剰骨である三角骨が足関節の最大屈曲に伴い、脛骨脛骨遠位端部後縁と踵骨にはさまれ疼痛を訴える。

有痛性三角骨障害という。
三角骨8〜13%と言われている。足関節の捻挫などの外傷を契機として出現することがある。

足関節後外側の疼痛、足の屈曲によもなう痛みが出る。

 

4つ目*有痛性外脛骨

 

足の舟状骨内側に存在する過剰な骨が疼痛の原因となる。外脛骨の発生率は10〜20パーセントと言われる。

 

10〜15歳の女性に多く、体重の増加、運動量の増加などが関係する。内側縦アーチの保持に関与する後脛骨筋が付着している。

 

扁平足のある患者に発生する傾向がある。

 

☆発生の原因のして

 

運動量増加に伴い徐々に疼痛が出現

足関節の捻挫、外傷を契機として出現するものがあり、成人期に発症する有痛性外脛骨の多くは外傷。

☆症状

 

足の内側に骨性隆起を認める。
局所に圧痛、発赤、熱感が見られる。

靴を、履いた時に隆起部に圧迫されて痛みが出る。

 

運動量の制限や物理療法、足底板挿入などが行われる。

 

5つ目*足底筋膜炎

 

圧痛部位は一般的に内側縦アーチ部に存在する。ランニングなどにより足底筋膜に負荷がかかり痛みが発症する。

外力の繰り返しが一番の原因である。
他動的に伸展運動でも痛みが出やすい。

 

痛みがある人などは足底の筋膜を緩めてあげ、負荷がかかる動作を一時的に辞めてもらうことが一番の治療法です。

足底筋膜のフォームローラーなど青竹踏みなどの道具を使って緩める事も一つです。