変形性膝関節について
2025年08月4日
こんにちは。
三郷中央駅前整骨院の中澤です。
暑い日が続き疲れやすい季節になってきたので、睡眠、食事、水分補給をしっかりして体調を崩さないようにしていきましょう。
今回は変形性膝関節症についてお話していきたいと思います。
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症は膝関節に痛みが生じる高齢者の代表的な病気で、女性に多いという特徴があります。膝関節表面の軟骨が月単位、年単位という長い年月をかけて少しずつすり減ることで、関節の変形や症状が徐々に出現します。一度すり減った軟骨は自然に治ることはありません。
病気やけがなどの明らかな原因のない「一次性変形性膝関節症」と、先天異常、代謝性疾患、外傷(膝の骨折や靭帯・半月板の損傷)後など原因が明らかな「二次性変形性膝関節症」があります。多くは、年齢とともに膝関節に負担がかかり軟骨がすり減る「一次性」です。

症状
膝関節は立ち上がるときや歩くときに体重がかかるため、運動開始時、長時間歩行時、階段昇降時などに、膝に痛みが生じます。初期の症状としては、階段昇降時(特に下り)、立ち上がり動作時の痛みが挙げられます。初期のうちは、しばらく安静にすることで痛みが治まりますが、一般的には徐々に悪化していきます。また、よく膝に水が溜まるといいますがこれは膝関節の軟部組織(筋肉や靭帯、半月板)が傷ついて炎症が起きるとその炎症を抑えるために関節内の潤滑油的な役割をしてくれる滑液という液の分泌量が多くなり関節内に溜まってしまったもののことを言います。
そしてこの滑液が関節内に溜まりすぎて関節内の圧が高まることによって痛みとなってしまいます。
このように、変形性膝関節症では関節軟骨がぶつかり合うだけで痛みが出るのではなく、それによって周りの組織を傷つけてしまったりそれによって起きてしまった炎症を抑えようとした滑液などによって痛みが出てしまうのです。
進行すると関節の変形(O脚が多いですが、X脚になる患者さんもいます)が徐々に進み、痛みの増悪、可動域の減少、歩行障害を起こします。膝がまっすぐ伸びなくなり、曲がりも悪くなります。
変形性膝関節症の検査・診断
診断には、患者さんの年齢・症状・診察所見・画像検査などの情報が重要になります。
X線検査が一般的で、関節変形の程度や軟骨摩耗(軟骨のすり減り)の評価を行ないます。具体的には、関節面が不整になる、関節の隙間が狭くなる、本来はない場所に骨ができてくる骨棘(こつきょく)があるなどの所見がみられます。
MRI検査では、軟骨に加えて半月板や靭帯の評価も行なうことができます。
関節の水を抜くと、淡黄色(たんおうしょく=薄い黄色)の透明な関節液が確認できます。
治療法
まずは保存的治療(手術以外の治療方法)を行ないます。日常生活の指導、痛みを和らげる薬や湿布・塗り薬など外用薬の使用、ヒアルロン酸などの関節内注射、足底板(靴の中に入れる中敷き)やサポーターを使用した装具療法などが挙げられます。このほかに温熱療法・電気療法などの物理療法や筋力訓練、可動域訓練、歩行訓練を中心としたリハビリテーションも有効です。
しかし、症状の進行に伴い保存療法の効果は低下していきます。自覚症状が強く、日常生活での支障が大きければ外科的治療(手術)の適用となります。手術には「膝周囲骨切り術」「人工関節置換術」などがあります。病気の進行具合や患者さんの生活様式に応じて、手術方法が選択されます。
変形性膝関節症は、高齢者の膝関節痛を起こす病気として最も一般的です。中年以降は症状の有無にかかわらず25〜40%が罹患しているといわれ、超高齢社会の中で、患者数はますます増えると予想されています。初期は無症状の人も多く早期発見は困難ですが、60歳を超えた女性で以下の症状がある場合は変形性膝関節症の可能性があるので注意しましょう。
◯立ち上がるとき、歩き始め、階段の下りで膝の痛みを感じる
◯何となく膝に違和感がある
◯膝が重い感じがする
◯膝が腫れぼったい
もし変形性膝関節症かなと思ったら、整形外科でレントゲンを取ることによって今どのくらいの進行具合なのかを知ることができます。その後の治療としては筋肉の萎縮や筋肉量のバランスの乱れなどから膝のぶつかりが起きている場合が多いので筋肉の柔軟性をつけたり、筋肉量を整えることで引っ張りが起こりづらくするなどの治療を行っていく必要があります。治療としてただ注射で溜まってしまった滑液だけを抜いても炎症やぶつかりに対するアプローチを行わないとまたすぐに滑液が溜まってしまうため注意が必要です。
当院では、膝の関節調整法といった関節に対するアプローチを行い滑液を分散させるとともにEMSトレーニングによって膝のぶつかりを抑え症状が出づらくするといった治療を行っております。
膝の痛みやお困りの際はお気軽にご相談ください。









