足首の捻挫について
2024年10月29日
こんにちは、三郷中央駅前整骨院の中澤です。
最近は寒暖差が激しくなって、体調を崩しやすい日が続いているので体調管理に気をつけましょう。
今回は足の捻挫についてお話していきます。
捻挫とは
関節に不自然かつ強い力がかかって靭帯が損傷した状態を指します。足関節、手関節、指節間関節、肩関節、膝関節など関節のある部分ならどこでも起こりえます。そのうち、スポーツ活動中に最も発生するのが足関節の捻挫。ジャンプからの着地や切り返し動作、他の選手との接触プレーなどの場面で多く発生します。
足関節捻挫は、足関節を内側に捻って生じる内反捻挫と、外側に捻って生じる外反捻挫の大きく2種類に分けられます。足関節の構造上、内反捻挫が、およそ9割を占めると言われ、その多くは外くるぶし周囲にある靭帯(前距腓靭帯、踵腓靭帯)の損傷です。
捻挫のレベル
捻挫は靭帯の損傷具合によって3つのレベルに分けられます。
1度 靭帯が一時的に伸びてる状態
2度 靭帯の1部が切れてる状態
3度 靭帯が完全に切れていて関節が不安定な状態
また捻った時の力のかかり具合によって、靭帯だけでなく筋肉や腱が損傷したり、靭帯に強く引っ張られて骨の一部か剥がれる剥離骨折を起こす事もあります。
応急処置
捻挫を起こした直後はRICE処置が基本とされています。起こった時に慌てないように覚えておくと便利です。
R=REST(安静)
痛む場所を動かさず、なるべく安静に過ごしましょう。
I=ICE(冷却)
氷や冷水などで患部を冷やします。
ただし冷やす時間が長すぎると、凍傷が怒ることもあるので15分から20分ほどにしましょう。
C=COMPRESSION(圧迫)
腫れが酷い場合は、内出血が多いことが考えられるため、抑えるために包帯などで軽く圧迫します。ただし、長時間強く圧迫しすぎると血液循環が悪くなってしまうため気をつけましょう。
E=ELEVATION(挙上)
腫れや内出血、うっ血を防ぐために、患部を心臓より高い位置にあげておきます。
治療
靭帯が損傷してしまうと足関節を安定させる力が弱くなります。
それにより脛骨、腓骨、距骨の位置関係がズレてしまいます。その状態で靭帯が戻ってしまうと捻挫癖がついてしまい、捻挫が起きやすかったり、気圧の変化で痛みが出てしまったりするので、関節を正しい位置に戻してしっかり固定することが大切です。
当院では、炎症を抑え靭帯の修復を早くする超音波治療やテーピングによる固定、足関節のアライメント(位置関係)の調整などを行っておりますので、捻挫でお困りの際は当院までお気軽にご相談ください。