自律神経について

2024年06月18日

こんにちは

三郷中央駅前整骨院箕輪です。

ここ数日暑い日が続いていますが、水分補給と冷房の使用をしっかりと行い熱中症にならないように気を付けましょう。

 

さて、今回は自律神経についてお話していこうと思います。

自律神経とは

交感神経と副交感神経の2種類からなり、身体機能の様々な機能の調節を行う神経で、交感神経と副交感神経の切り替えは意識とは関係なく自律的に切り替わります。

 

交感神経と副交感神経

交感神経

 臓器や器官の働きを向上させるための神経で以下のことを行います。

 ・脳血管を収縮

 ・末梢血管を収縮

 ・瞳孔の拡大、涙分泌の抑制

 ・粘液性(ネバネバ)の唾液分泌を促進

 ・気管支を拡張

 ・心拍数の増加

 ・消化の抑制

 ・排便・排尿の抑制

 ・汗を分泌して体温を下げる

 ・鳥肌を立てて熱を発生させる

 交感神経は身体を動かす際に働く神経なので、活動しやすいように体温調節や不必要なものの抑制に働きます。

副交感神経

 臓器や器官の働きを抑制するための神経で以下のことを行います。

 ・脳血管を拡張

 ・瞳孔の収縮

 ・漿液性(サラサラ)の唾液分泌を促進

 ・気管支を収縮

 ・心拍数の減少

 ・消化の促進

 ・排便・排尿の促進

  副交感神経はリラックスする際に働く神経なので、心拍数の減少や血圧の下降などを行い、身体を休めるために働きます。

 

自律神経が乱れると

自律神経が乱れた状態のことを自律神経失調症といい、身体の機能のコントロールが効かなくなり以下のような症状があらわれます。

疲労感、眩暈、ふらつき、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節の痛み、便秘、下痢、生理不順、口や喉の不快感、頻尿、残尿感、発汗、不眠、記憶力低下、集中力低下など頭痛 男性 イラスト

 

自律神経失調症の原因

自律神経失調症大きく4つタイプがあり、

・本態性型自律神経失調症(生まれつき自律神経が乱れやすいことによるもの)

・神経症型自律神経失調症(心理的問題によるもの)

・心身症型自律神経失調症(日常生活のストレスによるもの)←最多

・抗うつ型自律神経失調症(慢性的なストレスの蓄積によるもの)

ストレスや体質、睡眠不足などの生活習慣の乱れから引き起こされます。

また、末梢神経障害や脊髄疾患、パーキンソン病などの疾患から自律神経の機能不全を起こすこともあります。

 

自律神経失調症の治療方法

自律神経失調症の治療方法は基本薬物療法(投薬)になります。

その他では、心理療法や生活習慣の見直し、食生活の見直しなどがあります。

また、鍼灸整骨院や整体院での施術も有効とされています。

 

当院では、自律神経の乱れる原因になりうる姿勢不良の改善や呼吸に関連する筋の柔軟性向上による呼吸の調整、副交感神経関連の頚部筋の筋緊張緩和などの施術を行っております。

 

今回は、様々な身体機能を調節してくれる自律神経についてお話させていただきましたが、乱れると大小様々な不調をきたす恐れがあるので、少しでも気になる症状のある方は医療機関を受診してみてください。