膝の痛み
2019年03月22日
こんにちは!三郷中央駅前整骨院の大鷹です。3月も下旬に入り、新元号発表まであと少しになりました。どんな元号になるか楽しみです。
今回は
・変形性膝関節症
・腸脛靭帯炎
・ジャンパー膝
○変形性膝関節症
関節軟骨や関節構成体の退行性変性を基
盤として、摩耗による荒廃と、軟骨・骨の
破壊および増殖性変化の結果、起こるもの
です。
男女比は1:4で女性に多く見られ、50歳代
に多く見られます。
変形性膝関節症の85%以上は内反変形を呈
し、外反変形は少ない。
症状
初期症状は動作開始時の疼痛、膝のこわ
ばりがあり、休めば痛みがとれます。
病期が進行すると動作中の疼痛、階段登り
降り、特に降りの疼痛が特徴です。
圧痛は内側関節裂隙、大腿骨内側顆関節辺
縁にあり、内反変形が明らかな時、関節内
側の荷重時痛が強く、平地歩行も苦痛を伴
う。
寒冷や湿潤な時期に症状悪化するので注意
です。
末期には安静時も痛みがとれず、変形が
目立ち、膝を伸ばしての歩行が困難になり
ます。
関節水腫、関節の可動域制限が見られます
X線像では関節裂隙の狭小化、骨硬化像ではや骨棘形成などがみられます。
原因は肥満や老化、遺伝子などが考えられます。感染症などの後遺症としてた発症することがあり、靭帯や骨折、半月板損傷など外傷からも注意が必要です。
当院では変形した骨を戻すことはできませんが、関節のバランスを整えて、サポーターやテーピングしていきます。
基本は安静や体重の減量することが大切です。
大腿四頭筋を中心とした筋力強化をしていきます。*疼痛のある場合は屈伸動作は避ける
水を抜いてもなかなか治らない方、根本的な炎症の傷が治らなくてはまた繰り返し水は出てしまいます。
まずは痛みを軽減して日常生活に支障が出ないようにしましょう。
○腸脛靭帯炎 (runners knee)
腸脛靭帯炎は、腸脛靭帯が大腿外顆部との繰り返しの摩擦で生じる症状で特に長距離ランナーや自転車競技者に多くみられます。
・ランニング
・バスケットボール
・水泳
・自転車
などの競技で繰り返しの屈伸運動、オー
バーユース、柔軟性不足、硬い路面や下り
坂で症状が出ることが多いです。
症状
大腿骨外顆部に圧痛
初期は休むと軽減しますが、ランニング
を続けると疼痛が増強します。
グラスピングテストが陽性だと腸脛靭帯炎判断ができます。
*レントゲンやMRIで判断することは難しいです。
治療ではオーバーユースが原因のため安静にして腸脛靭帯のストレッチを行います。
炎症を抑えてからシューズを変えるなど
3~6ヶ月の保存療法て軽減しない場合は観血療法になる場合があります。
○ジャンパー膝
ジャンプを何回も繰り返し行うスポーツや
膝の曲げ伸ばしを多く繰り返すスポーツに
多いスポーツ障害の一つ
好発年齢は12~20才、特に10代に多いです。
痛みの出る場所は膝蓋腱付着部が多く
次いで膝蓋骨上部から大腿四頭筋腱付着部
膝蓋骨中央部~脛骨粗面付着部があります。
原因は先程言ったスポーツなどや大腿四頭筋の柔軟性の低下や特に成長期の長身選手の骨の成長と筋肉の成長のバランスが悪く負担がかかります。
症状は膝蓋骨下極の運動痛や圧痛があります。
うつ伏せの状態で膝を曲げると「尻上がり現象」がみられます。
治療としては保存療法が基本で
アイシングと安静が必要です。
サポーターなどをつけ負担をかけにくくしていきながら、大腿四頭筋のストレッチをします。
大腿四頭筋の硬さは様々な膝の疾患にも繋がってしまうので柔軟性が大切です。
ストレッチをしてから、トレーニングで大腿四頭筋を強化するのも必要になってきます。
大腿四頭筋のストレッチは運動前、運動後どちらとも行なってください!座ってでも立ってでもできます。
座っている状態でしたら、片足を正座するように曲げて倒れるところまで体を倒します、
立っている状態でしたら、手で足首を持ち姿勢をまっすぐにします。
成長期だけでなくどの年齢の方にも効果的なので是非スポーツ以外でもやってみるといいです。
膝の痛みがあると散歩など外出など行きたくないと思ってしまうのでそうならないうちにストレッチをして予防していきましょう。