寝違えの起こりやすい季節!寝違えについて

2025年04月11日

こんにちは、三郷中央駅前整骨院の鈴木です。
4月になり気温も落ち着き、桜が綺麗に咲いてきました。新社会人らしき方も見るようになり懐かしさを感じます。バタバタする時期ですが体調を崩さないように気をつけていきましょう。

今回は寝違えについてお話ししようと思います。
皆さん1度は寝違えてしまったご経験がある方も多いのではないでしょうか。その一方で寝違えがどんな状態を指すのかやどう対応したら良いかイマイチ分からない方もいると思います。

寝違えとは

睡眠中に不自然な姿勢で寝てしまったり、急に体を動かしたりしたことにより、首や肩の筋肉を痛めてしまう症状です。多くの場合、首を動かした際に痛みや違和感を感じ、首が回らなくなることが特徴です。寝違えは一般的に筋肉の緊張や過度の引き伸ばしによって起こります。

◯原因

主に寝ている間に取った姿勢にあります。枕が合わなかったり硬い床で寝ること、あるいは寝返りがうまく打てなかったりすることで、首や肩に負担をかけてしまいます。普段使わない筋肉を長時間固定した状態で寝てしまうとその筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。これが筋肉の緊張や炎症を引き起こし、寝違えを引き起こします。また、寝る前に過度に疲れていたり、ストレスが溜まっていたりすることも影響すると言われています。

◯症状

首を動かす際の痛みや違和感があります。首を回すことができなかったり、特定の方向に首を向けるのが難しくなったりします。また、痛みは首だけではなく肩や背中にも広がることがあります。軽い痛みだけでなく、強い痛みを伴うこともありひどい場合は頭痛や吐き気を感じることもあります。朝起きた際に特に強く痛みを感じ、動きに制限を感じることが一般的です。症状が悪化すると、痛みが長く続くこともあります。頭痛 男性 イラスト

◯対応

無理に首を動かさないことが大切です。痛みが強い場合、無理に動かすとさらに筋肉や関節に負担がかかる可能性があります。次に、冷却を行うことが有効です。冷湿布や氷をタオルに包んで患部に当てることで炎症を抑え、痛みを軽減する効果があります。冷却は72時間以内に行うのが理想的です。以降は温熱療法に切り替えることを検討してください。温湿布や温かいタオルを使うことで血行を促進し、回復を早めることができます。痛みがひどく、日常生活に支障をきたす場合は、無理に動かさずに休養を取るようにしましょう。場合によっては、市販の痛み止めを使用することも有効です。症状が数日続く場合や、激しい痛みが治まらない場合は、早めに接骨院を受診して専門的な治療を受けると良いでしょう。

◯予防

いくつかの注意点を意識することが有効です。寝具の選び方も重要です。自分に合った枕を使用し、首の位置を安定させることで寝ている間に首に無理な負担をかけることを防げます。枕の高さや硬さ、素材などを調整し、自分の寝姿勢に合ったものを選ぶようにしましょう。
また、寝返りを打つことも大切です。長時間同じ姿勢で寝ていると、筋肉が緊張して血行が悪くなります。寝返りを適切に打ち、体の負担を分散させることが、寝違えを防ぐために重要です。さらに、寝る前にリラックスすることも予防に役立ちます。疲れがたまりすぎていると筋肉が硬くなりやすくなるため、寝る前にストレッチを行うと、筋肉を柔軟に保ち寝違えを防げる可能性があります。日常生活での姿勢にも注意が必要です。パソコン作業やスマホを長時間使用する際には、首や肩に負担をかけないよう、姿勢を意識して正しく保つことが大切です。適度な運動を行い筋肉を強化することも、寝違えの予防に効果的です。寝違えは一度経験するとその辛さを実感することが多いですが、予防法を取り入れることで、再発を防ぐことができます。日常生活の中での小さな工夫をしていきましょう。

当院では寝違えてしまった際の治療としてその症状に関する筋肉を緩めることや、超音波治療、繰り返さないための姿勢矯正などを行っております。
症状が辛くお悩みの際はご相談ください。セルフケア指導 イラスト