ふくらはぎの肉離れ
2017年12月27日
こんにちわ!いつも元気な渡辺です(^^♪
当院には様々な外傷(ケガ)の患者様が多く来院されています。この寒くなってきた11月~現在に至るまで、運動中にひどい肉離れをする患者様が急増しました。そこで今日は、ふくらはぎの肉離れが起きやすい原因や症状について皆様に知っていただこうと思います☆★
【下腿三頭筋(ふくらはぎ)肉離れ】
ふくらはぎの筋肉には主に3つの筋があります。 (腓腹筋内側頭・外側頭・ヒラメ筋)
この3つの中でも腓腹筋内側頭が肉離れの発生頻度が高いです。 (テニスレッグとも呼ばれる)※筋腱移行部に好発
■発生機序
身体が温まってない中で急な運動や、全力疾走、ダッシュ、ジャンプなど筋肉に急激に強い収縮や緊張が加わるスポーツ動作によって発生。
スポーツ活動時に多い: 中高年のテニス・ソフトボールなどに特徴的
発生要因: 筋肉の疲労、寒冷、走路不良
■病因
疲労物質や加齢による筋の柔軟性の低下
罹患筋の体重あたりの筋力低下
筋の収縮・弛緩の過程の乱れにより発症
筋紡錘・運動神経の異常・筋肉自体の円滑な収縮を妨げる要因が関係
■病態
筋線維の損傷が主体
筋線維の部分、および微細血管の断裂による内出血
筋の重なり合った部分での筋膜の損傷
腓腹筋とヒラメ筋の収縮量の差から二筋間の筋膜を損傷
■症状
・損傷部位に限局した圧痛
・自動運動は疼痛のため制限、抵抗運動にて疼痛増強、伸長でも疼痛出現
・軽度の腫脹、皮下出血
・ときに硬結、陥凹を触知
・跛行を認める
■肉離れになってしまったら…
とにかくRICE処置!その中でもアイシングだけでも徹底してやりましょう。
ICE(アイシング)はビニールに氷と水を入れ、患部に当て20分安静にする。
アイシングを外すと冷たすぎて感覚がないので健側と同じように感覚が戻るまで安静にします。
筋膜下や皮下の血腫:吸収される過程で肉芽組織は瘢痕組織に変換→筋機能低下
RICE処置の目的:出血を最小限にし瘢痕組織の形成を予防すること
■予防
肉離れは、再発することが多い。再発防止のため、筋の柔軟性を保っておくことが重要。
運動前のウォーミングアップ、ストレッチ、サポーターやテーピングなど用いると、尚、いいでしょう。
[肉離れ再発の発生要因]
・ハムストリングの柔軟性がない
・筋力や筋肉の持久力が低下している
・左右の筋力がアンバランスである
・大腿四頭筋とハムストリングスのアンバランス
・ウォーミングアップおよびストレッチの不足
・正しくないフットワークやフォーム
当院では肉離れの状況を見て的確に治療と改善目安までお伝えし、患者様の不安要素を取り除きます。ケガをしないことに越したことはないですが、万が一なってしまったら当院へご相談ください。
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