ばね指 腱鞘炎
2018年10月12日
今回は
・ド・ケルバン病(腱鞘炎)
・ばね指 (弾発指)
○ド・ケルバン病
ド・ケルバン病は手関節背橈側(親指側)
橈骨茎状突起と伸筋支帯で形成される第1
区画内に通過する長母指外転筋腱と短母
指伸筋腱の狭窄生腱鞘炎です。
50代と20代の女性に好発します。
母指を動かすと痛みがでたり、腫れたりし
ます。動きがスムーズではなく特に母指を
広げるのが痛みが出ます。
検査法としてフィンケルスタインテストが
あります。
(親指を手の中に挟んで小指側に倒す)
これで痛みが出る場合、可能性がありま
す。
急性は第1指を良肢位 (生活の中で比較的便
利な肢位)
で固定して、1~2週間安静にする。
熱感がある場合はアイシングなどで冷やし
ます。
原因
・スポーツなどで指をよく使う人
・指をよく使う仕事の人
・手の使いすぎ
・妊娠出産期の女性や更年期の女性
など
抱っこや家事、最近ではスマホやパソコン
など手を使う方が多いです
抱っこの仕方を見直したり
バンドなど固定をして手首に負担がかから
ないようにする
スマホの時間を開けることやパソコン作業で
は手首を捻らないように下にタオルを引くな
どならないための予防もできます。
良肢位での固定や早く治るためのことをお伝えしております。
○ばね指
屈筋腱と腱鞘とのサイズの不均衡により発生するMP関節掌側の狭窄性腱鞘炎のことです。特に第1指に多く発生します。
更年期の女性や妊娠出産期の女性に多く
ド・ケルバン病同様、手を多く使う方
リウマチや糖尿病、透析患者さんにも起こりやすいです。
腱動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛みや腫れ、熱感が出てきます。動かしていくと次第に軽減していきますが、朝方が特に痛みが強いのが特徴です。引っかかりのある弾発が見られます。
放っておくと症状が悪化して自分の力で手を開くのができなくなります。
三郷中央駅前整骨院では超音波治療や手技療法で動きをスムーズにかつ、痛みを軽減していきます。動きの制限をして、3~4週間安静にしていきます。
*小児(1~2歳)頃にも発症することもあります。第1指に多いですが6~7歳までに自然に治癒します。
パソコンや携帯の普及によって手を使ったり、育児や家事で手を使うことが多くなったことで、この症状の方が増えて来ています。
バンドをしたり、テーピングケアをします。
動かし過ぎると炎症や悪化してしまうことがあるので無理をせずご相談ください。
三郷市や市外からも多くの方が来院されています。
駅から徒歩で近くにあります
予約優先制でさせていただきますのでお早めにご相談下さい。
*完全予約制ではないのでご安心ください