足の肉離れ

2019年04月5日

こんにちは!三郷中央駅前整骨院の大鷹です。新生活が始まりました。皆さん色々と環境が変わっている方もいらっしゃいますが、体調はいかがでしょうか?

 

 

 

 

今回は肉離れについてお話しします。
筋肉が伸ばされた状態で収縮すると、負荷がかかり部分的に断裂することがあります。

特に多いのが下腿(ふくらはぎ)、大腿部(太もも)、などがあります。

・下腿三頭筋肉離れ

腓腹筋に多く、筋腱移行部に多く見られる。

強い筋収縮力によって発生し、スポーツのスタートダッシュやジャンプなど、
筋疲労、柔軟性の低下、寒さなど…

損傷部位に圧痛があり、腫脹や皮下出血が出ることもあります。
断裂時には音が鳴ります。
損傷が強い場合、陥凹を触知できます。

治療はRICE処置が原則です。

R=安静  I=冷却  C=圧迫  E=挙上

・大腿部前面の大腿四頭筋肉離れ

    最も起こりやすいのは大腿直筋で同じく筋
    腱移行部にはっせいしやすいです。
股関節伸展位、膝関節屈曲位で収縮されると発生します。
膝くずれや筋断裂、断裂音を自覚します。

1度:軽度の痛み、軽い炎症、腫脹、浮腫、
      最小限の機能低下、可動域制限が見られ
      る。

2度:筋力や可動域制限が見られる、筋腱移行
      部の損傷

3度:筋腱移行部の断裂

徒手検査では、
    軽度:膝関節90°以上屈曲可能
 
    中等度:膝関節90°未満屈曲制限

    重度:膝関節45°以下の屈曲制限

尻上がり現象が見られます。

・ハムストリングス肉離れ

  比較的発生頻度が高いです。
  ハムストリングスの収縮時に伸展された場合
  に発生しやすい  (遠心性収縮)

  発生機序は先ほどと同じで柔軟性のていかなどかあります。
損傷部位としては
  内側ハムストリングス:大腿中央から上部
外側ハムストリングス:大腿中央から下部
  が多いです。

腹臥位で膝関節伸展で完全に伸ばせない場合は重度損傷で、伸ばすことができたら背臥位でタイトネステストを行います。

1度:多少の不快感はあるが完全に収縮するこ
        とは可能  微小損傷

2度:収縮させるのは困難  部分断裂

3度:受傷後24~48時間で著名な皮下出血斑
      完全断裂

治療はRICE処置、落ち着いてからはストレッチなどしていきます。

・アキレス腱断裂

    肉離れと似た症状で下腿三頭筋の停止腱と
      して踵骨隆起に終わる強大な腱です。
    スポーツでの発生が多く、跳躍動作の着地
    時に好発します。
    中年以降、40歳前後に発生しやすいです。

  アキレス腱狭窄部が最も多いです。

  アキレス腱部をけられたような、殴打され
  た衝撃を受けたと感じることが多いです。
  歩行はできますが不安定感を感じます。

つま先立ちは不能ですが、自動屈曲は可能です。

  トンプソンテスト陽性です。

暖かくなり、スポーツを恥じられる方も多くなりますのでまずは準備体操からしていき、
トレーニング、ストレッチが大切になります

運動前後のケアを怠ると怪我につながってしまいます。しっかり予防していきましょう。