肘内障

2018年01月24日

こんにちは(^^♪三郷中央駅前整骨院の大鷹です☆

近くに保育園や幼稚園があるため、最近こんな症状の患者様が来られました。

『子供の肘が抜けてしまったんですが…』

そうなんです。小さい子に多い肘内障といって肘の亜脱臼です。

もし、そうなっても焦らず当院へ受診してください☆

 

肘内障

 

肘内障 – 症状と特徴

 

「子どもの腕が外れてしまった。」「肘が抜けてしまった。」など、 小さなお子様がいる方には、こんな経験をされた方、見た方もいるのではないでしょうか。 これは、「肘内障(ちゅうないしょう)」といって2~4歳頃の幼小児特有の障害です。

 お散歩などで手をつないで歩いていて、注意がてらにとっさに子供の手を引いた際などに発生しやすい症状で発生し【肘引っ張り症候群】とも呼ばれています。 「肘内障」とは、肘関節において橈骨(親指側)と尺骨(小指側)の骨を繋いでいる上橈尺関節(じょうとうしゃくかんせつ)が亜脱臼(不完全脱臼)してしまった状態のことです。肘を少し曲げ、手のひらは下に向けるか、下に垂らした状態で動かさず、腕を動かした際の肘の痛みで泣いたり嫌がったりするのが特徴です。 骨折のように腫れたり赤くなったりはしないので、早めに異変に気づいてあげることが大切です。

肘内障 – なぜ発生してしまうのか

前腕の2本の骨のうち、橈骨(とうこつ)という骨は肘から抜けないように橈骨輪状靭帯(とうこつりんじょうじんたい)という靭帯でバンドのように固定されています。ドアノブを回すような前腕の回内外運動はこの橈骨輪状靭帯の中を橈骨が回転することによって可能になります。   しかし、幼小児の場合は大人の骨のようにしっかりしておらず、身体の関節がまだ緩いということと、この時期の橈骨は一部が軟骨成分であることもあり、腕を引っ張られた力により橈骨がスポッと抜けて亜脱臼しやすいのです。

肘内障以外に出る症状

お子様が肘の痛み(肘内障)ではなく他をかばっている(例えば転んで肩や肘からついたなど)場合には、肘内障ではなく鎖骨や上腕骨の骨折の疑いがあります。肘が抜けたと決めつけてしまうのは危険です。 肘内障は、治すのは比較的簡単ですが、無理矢理動かしたり曲げたりすると力が入り治りにくくなってしまいますし、痛みでつらいと思います。肘をおさえて手も上げれず大泣きしてしまうような状態であれば、できるだけ早めに当院へ受診しましょう。 正しく整復されればその場ですぐに痛みが消え、腕を自由に動かせるようになり、包帯などの固定も必要ないことがほとんどです。整復後は痛いのではなく怖がって動かさないこともあります。

肘内障予防法

肘内障は、肘周辺の組織がしっかりするまで(大人の骨になるまで)はクセになりやすく、日頃からお子様の手を引っ張らないようにするなどの注意が必要です。 肘内障は、手のひらが下を向いた状態(回内位)で不意に手を引いてしまうと起こりやすいため、手をつないで歩くときには道路では車道側を歩かないようにしたり、一言声をかけてから手を引いたりするとよいでしょう。また、手首より腕の方を持ってあげたりすると肘は抜けにくいので是非お試しください。

三郷中央駅整骨院ならではの肘内障治療法

【分かりやすい問診・説明と整復】
肘の痛み(肘内障)」でご来院された場合、痛みでつらいお子様のために当院ではできる限り早急に対応しております。 初めに、お連れの方に痛みが出た時の状況をお聞きし、転んだなどの原因がなく手を引っ張った際に生じたものであれば、子供の肘関節亜脱臼(肘内障)を疑い、骨折の可能性がないかの検査や鑑別診断を行います。肘内障とわかれば肘の状態をご説明して、お子様が怖がって力を入れてしまわないうちにその場で徒手整復を行っています。 徒手整復後は、お子様が手を使って遊ぶ姿を確認できるまで(腕を上に上げたり)、待合室でしばらく様子をみていただき、その間にお連れの方には再発予防のための対策等をご説明しております。 お子様の肘が抜けてしまったら慌てずに、三郷市(三郷中央駅)の「三郷中央駅前整骨院」にご来院ください。